ダウ理論のエントリーポイントと失敗しない利確方法

このページでは、ダウ理論エントリーポイントについて解説しています。また、ダウ理論のエントリーポイントと密接にかかわる失敗しない利確についてもお伝えしています。

時間のある方は、貼り付けている動画をご覧ください。時間があまりないという場合は、記事の方をお読みください。

 

ダウ理論のエントリーポイント

 

まず、こちらダウ理論のエントリーポイントをあらわしたチャートです。ダウ理論の基本として安値切り上げ高値切り上げ、それが上昇トレンドです。

前回高値をブレイクする、Eのポイントっていうのがダウ理論で一般的に言われるエントリーポイントになります

 

一般的にエントリーポイントがEなのであまり伸びない、だからダウ理論は使えないっていう方が結構いらっしゃいます。

しかしそんな事なくて、Eのエントリーポイントでも十分利益にだせる方法があります。それを今回は解説していきます。

 

Eのエントリーポイントっていうのは、一般的には高値ブレイクって言われるポイントです。だから、Dの近くでエントリーするのよりぜんぜん遅いのであまり利益が乗らない。

ダウ理論で勝てない人はそんな意見を言います。確かにDの付近でエントリーする方がいいし、それを追い求める事は可能です。

 

しかし、それができなかったとしてもEで上手に利確する方法っていうのがあります。ポイントは利確です。

具体的に言うと、例えばEのエントリーポイントが1時間足であったのであれば、利確を5分足で利確するのです。

 

あるいは、日足で、Eのエントリーポイントにエントリーしたのであれば、利確は1時間足で利確をする。4時間足でエントリーしたのであれば15分足で利確をする。

2つ時間軸を下げたところで利確をするっていう形で、2つ下の時間軸のひとなみをとることを狙っていくわけです。

 

1時間足でエントリーして1時間足のひとなみを取るのではなくて、1時間足のブレイクのポイントでエントリーして5分足のひとなみをとる。

そういう形のトレード方法であれば十分利益は取れます。ダウ理論の高値ブレイクのエントリーは、その様に使っていくっていう形になります。

 

一時間足で一時間足の利確、(利益)をとることもできなくはないですけど、あまり利益が伸びないっていうケースがすごく多いです。

なので、その為にあらかじめ1時間足でエントリーして、利確を5分足にするっていうのが、最もベターやり方、利益が残る方法だと思っています。

 

では、実際のチャートを見ていきたいと思いますこちら日経225先物のチャートで1時間足の現在のチャートです。まずダウ理論の下落(下げダウ)の方から見ていきましょう

 

線が入っているところが、丁度ブレイクのポイントなので、この線を引いているポイントがエントリーポイントになるっていう事です。

実際この時は、1時間でもかなり利が伸びているんですけど、エントリーするタイミングでは、利が伸びるかどうかっていうのがわかりません。

 

なので、利が伸びなかった時のためにエントリーするタイミングは1時間でエントリーして、実際5分足の方で見ていきます。

だいたい5分足でいうと下側の線からエントリーはになって、移動平均線でいくとこの辺りの〇のところで利確になります。

22065円から21735円まで利益とれるので利益幅は、330円になります。これは割と1時間の段階で、結構利益が伸びたポイントですので利益も普通にとれています。

 

では次にあまり1時間のレベルで伸びてないけど、5分足で決済すれば利益になるんだよというケースです。またチャートを見てください。現在の日経225先物の1時間足です。

線を引いているところがダウ理論のエントリーポイントです。見ていただいたらわかると思うのですが、1時間足でエントリーして1時間足で決済しようと思うと、ここですぐに下がってきています。

そのため、とんとんで逃げるのが精一杯みたいな形になると思いますしかし、これが決裁を5分足にする事によって利益をとることができます。5分足のチャートを見てみましょう。

線のところでエントリーして、決裁はこの移動平均線ぐらいにします。すると、22285円で買って22365円で利確になります。

80円の利確になります。デイトレにすれば、かなりよい成績だと思います。このようにダウ理論のエントリーポイントでも利益は取れています。

 

よく言われる結構遅いタイミングであったとしても、しっかり5分足で利確するっていう形をとれば利益をとっている形になります

もちろん、最初の図のDの付近でエントリーできれば一番いいのですけど、エントリーをここでするのであれば、移動平均線を使ってグランビルの法則を使っていくっていう形になると思います。

 

なので、移動平均線、グランビルの法則とダウ理論を併用するという形をとれば、もっといいタイミングでエントリーはできます。

しかし、別にデイトレでするのであれば先ほど見たように、1時間で高値掴みのかなり高いとこでエントリーしたとしても80円の利益が抜けるんです。デイトレであればかなりいいですよね。

 

なので、2つ下の時間軸で利確するっていうのを目処に、エントリーしていくということです。それがダウ理論でエントリーするポイントになります。

全然使えないとかそんな事はなくて使い方次第という事です。ダウ理論を使ってエントリーポイントを探すのであれば、今日の話はすごく参考になると思うので、役立てていただけたらと思います

 

ダウ理論は、トレードの基礎でありながら最も大事なものの一つです。