このページは、最近私が安定して勝つ方法して取り入れているNT倍率でサヤ取りする方法について解説しています。私の場合は、NT倍率だけでサヤ取りを行っているわけではないですがこれがメインの考え方です。
アービトラージやサヤ取りで安定して利益を上げたいのであれば、参考になる内容になっています。ただ、アービトラージやサヤ取りでもFXを使ってという話になるとまた違いますのでご了承ください。
目次
サヤ取りのメリット
そもそも、私がなぜ仮想通貨や日経225先物の片張りだけからサヤ取りで売買するようになったかというと、相場にはりついていなくていいこと。リスクが少ないこと。プロがメインに使っている手法であることの3つが理由です。
サヤ取りは、アービトラージ、裁定取引、ペアトレードなど様々な言葉で表されていますが本質的には同じです。わずかな価格差をとっていくという方法です。
最もイメージしやすいのが、日経平均株価と日経225先物のわずかな価格差を取りに行く方法です。日経平均と日経225先物は先物の限月に向かって価格差が縮小していきます。
なので、差が開いたときに日経平均株価採用銘柄の225種類の全部買って、225先物を売る。差が縮まったときに決済する。開いているときと縮まったときの差をとるというのがプロがやっているサヤ取りです。
これは、株式でもやっています。同じような動きをする銘柄を選んで価格差が開いたときに買いと売りの両方を持ちます。その価格差が縮まったところで売却して利益を得るのです。
取引として、売りと買いの両方もつ両建ての手法になるので下落をしてもリスクに強いです。下落しようが上がろうが要は価格差が縮まれば利益がでます。なので、リスクが少なくはりついて取引する必要もないのです。
このブログでは仮想通貨の取引をしている読者が多いでしょうから、もっとわかりやすく説明するとビットコインが取引所によって価格が異なりますよね。価格が違うビットコインをAの取引所で買って、Bの取引所で売るってのもサヤ取りになります。
NT倍率とは?
では、私が行っているサヤ取りのメインの考えているNT倍率とはなんでしょうか?N=日経平均株価、T=TOPIXになります。NT倍率というのは、下記の下で表せます。
NT倍率=日経平均株価 / TOPIX
そもそも、日経平均株価というのは日本経済新聞社が東証1部上場の中から225銘柄を選出した指数なります。TOPIXは、東証1部上場企業の全銘柄の時価総額を対象にした指数になっています。
NT倍率は、日経平均株価とTOPIXの両指数を割ることで相対的な強さを図る数値になります。現在は、NT倍率は過去にないほど高い水準にありますがこれは常にいったりきたりしています。過去10年のNT倍率はコチラ
参照:SBI証券
NT倍率を利用したサヤ取り
NT倍率のチャートを見ただけは、どうやってサヤ取りをするのかわかりにくいと思います。そこで、一つのルールをご紹介したいと思います。例えば、前日の日中引けのNT倍率と当日の引け前のNT倍率が〇%差があればというルールを作ってみるのです。
①前日の日中引けのNT倍率-当日の引け前のNT倍率 ≦ -●%
⇒ 日経225先物買い/TOPIX先物売り
②前日の日中引けのNT倍率-当日の引け前のNT倍率 ≧ +●%
⇒ 日経225先物売り/TOPIX先物買い
●%のところは自分であてはめてシュミレーションしてみるといいと思います。それを視覚的にしているのが日経225先物とTOPIX先物の相対チャートです。
参照:SBI証券
この2本のラインは上が日経225先物で、下がTOPIX先物になります。チャートを見ればわかると思いますが2つの価格はほぼ同じように動いていますよね。この価格の広がったところで日経225先物とTOPIX先物にエントリーして、差が縮まったところで決済する。
それで利益を得ていくのがサヤ取りになります。ちなみに、これは1年間の日足をあらわしていますがこれは、もっと短い時間軸でも大丈夫ですし・・・どの時間軸を利用しても大丈夫になっています。
日足を利用しても、4時間足を利用しても1時間足を利用しても売買できるというのがこの手法の特徴になっています。ただし、私はあくまでゆったりと売買したいと考えていますので短い時間軸は使っていません。
どのくらい利益がでるの?
少しずつの利益をとっていくのでどれくらい利益がでるのか気になる人も多いと思います。なので、ここでどれくらいの利益が出せるのかというのをお伝えします。
だいたい、年利でいうと50%ぐらいの利益を目指すものになっています。ただし、それなりのハードルもあります。それは、ある程度のまとまったお金が必要ということです。
少なくても500万円程度の資金がないと難しくなってしまいます。100万円ぐらいの小資金でもできなくはありません。日経225先物とTOPIX先物を両方ともミニで売買すれば可能だからです。
ただ、この手法は証拠金をどのように維持していくのかというのが重要になってくるので資金は大きい方がいいのは間違いないです。今回は、NT倍率を利用してどのようにサヤ取りを行っていくのか説明をしました。
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