今週も日経225・ドル円・NYダウ・BTCの1週間の見通しを確認していきたいと思います。その中で、タートル森高の1週間の戦略をお伝えしていきます。
私が日経225とドル円、NYダウ、ビットコインに設定しているのは理由があります。主に日経225オプションのトレードをしているのですが、そのためには外部環境がとても重要になってくるためです。
また、NYダウと日経225のサヤ取りも行っています。そのため、この3つは分析しています。分析は冷静にするため、相場があいていない時間に考えるということがとても大切になってきます。
ビットコインについては、ついでにやっているだけなので特に意味はないです。たまにチャンスがあれば入るぐらいの感覚ですが、今もビットコインは勝つには容易な市場の一つなので分析しています。
目次
日経225の見通し予想
まずは、いつも通り日経のチャートから見ていこうと思います。今回は、先物ではなくザラ場のチャートでみていきます。
まずは、月足から解説です。月足は、3月連続で大きな陽線をつけています。キレイなダブルボトムからの上昇になっています。目先の節目は、バブル崩壊後の高値の24500円のところです。
今月は試す動きがあるのかなとチャートからは見てとれますね。ただ、ここから大きな下落でヘッドアンドショルダーを形成する可能性もまだ抜けきれないところです。
個人的には、即位の礼のイベントが全部終わったことが気になってはいます。令和の元号を変更したときと同じで、明るい材料が終わったらいったん大きな下落があるのじゃないかなというところはあります。
いずれにしても、チャートをフラットでみるとヘッドアンドショルダーになるのか、高値を抜けていくのかが注目的になります。次に週足のチャートです。
週足は、ちょっと気になったのでボリンジャーバンドを入れてみました。きれいに2σでバンドウォークしていますね。今週、最高値を一気に突き抜けることは考えにくいですが、時間の問題かなというチャートです。
ただ、私がどうしても気になっているのは出来高ですね。上昇しているのに出来高が増えてないのが気になります。2018年2月も2019年10月も出来高が少なく大きな下落をしました。
それに似ているところがあります。なので、今から買いでエントリーするのは遅いというのが正直なところです。
オプションのヘッジや、なにかのヘッジのために買いで先物を持つのはありですがそれ以外で、今から入るのは暴落前のビットコインを買いで入るイメージです。上昇でとれる幅より下落で大損するリスクの方が高い。
なので、今は買いで入る場面ではないです。ただ、売りで入るのもまだ早いので、天井付近の見極めという1週間になると思います。週足レベルのバンドウォークなので買いで入りたい気持ちになりますが・・・
ここを我慢できるかどうかが、長く投資を続けていけるかどうかなのかなと思います。戦略的には、日経225は待つ相場です。買いをもっている人は、もちろん保有です。
ドル円の見通し予想
ドル円の月足チャートになります。ちょうど、トレンドラインにぶつかっているところですね。しかも、移動平均線も上に走っています。なので、上抜けしたら買いでよいと思います。
ただ、すぐ上にもう一つトレンドラインが走っているのでそこで下落することも一応はみておく必要があります。赤線のトレンドラインで下落するようなパターンも意識して利確しましょう。
またすでにトレンドラインにぶつかっているので、月曜日から下落する可能性もあるので、しっかり抜けたのを確認してから買いでエントリーするように注意しましょう。
ドル円は、何も考えずにトレンドラインを抜けたら買いとだけ考えているとよいでしょう。他のいらない情報は入れないことがうまくいく秘訣だと思います。日経よりドル円の方が売買タイミングとしては良いです。
NYダウの見通し予想
NYダウの月足チャートです。史上最高値を更新したダウについては、ちょっと売買ポイントがないというのが実際のところです。節目があれば、空売りもしやすいのですがそれもない。
しばらくは、NYダウは売買ポイントがないというのが実際のところです。ここから、どんどん上げていくのか。どこかで大きな下落があるのか。そこに注目ですね。
NYダウが動きで日経も大きな影響を受けるので、上昇のエネルギーが続くのか。それとも勢いが弱くなってくるのかというところは常に意識しておく必要があります。
ただ、オシレーター系の指標では何度も何度もダイバージェンスが起きているので、そろそろ下落転換をしてもいいのかなというのが個人的には感じているところです。
しかし、上昇トレンド真っただ中なのでもしどちらかで入るのであれば、買いになりますが・・・手が出せない相場になります。史上最高値で買うプロはいないので、ここでは入りません。
ビットコインの見通し予想
ビットコインの月足のチャートになります。現在は、上髭を連発して平行チャネルを形成しています。平行チャネルの場合は、上に抜けると大きな上昇が通常期待できます。
ただ、BTCの場合はこれだけ上髭を連発しているので上に抜けれるかどうかは疑問ですね。上に抜けるよりも紺色のラインをもう一度試す確率の方が高いとローソク足からみてとれます。
BTCの週足になります。赤線を水平に引いていますが逆三尊で強く上昇するためには、急落前水準をローソク足の実態ベースで戻さないと難しいです。
なので、ひげで戻っていることから下落圧力の方が強くなり、下がってきていますね。逆三尊を見るときは、急落前をローソク足の実態で戻しているのかどうかを確認する必要があります。
なので、月足の上髭もそうですが週足でも下落の目の方が強いです。なので、もう一度紺色のラインのところまでは下落することが予想されます。
ただ、平行チャネルの中で売買するのは得策ではないので、どちらかに抜けてから売買するのでよいと思います。急ぐ場面ではないです。なので、平行チャネル抜けを待ってついていくスタンスでよいと思います。
今週の投資戦略まとめ
日経225、ドル円、NYダウ、ビットコインの4つを今週も分析してきました。私がどこを見ているのか参考にしていただけたらと思います。今週のチャンスは、ドル円ですね。トレンドラインを抜けたら買いです。
今週は、大きなイベントがないのであまり動かない週になるかもしれません。NYダウも日経もドル円も全部上昇トレンドが出ている状況です。
ただ、NYダウも日経も高値警戒感が強く恐怖指数が下落しているので、急落についても注意しておく必要がある相場です。ただし、ドル円は月足のトレンドラインを抜ける可能性があるので、乗っていきましょう。
②ドル円 買い(トレンドライン上抜け)
③NYダウ 待つ相場
④BTC 買い(平行チャネル抜けで買い)