リップルとビットコインの決定的な違いとは?

このページは、リップルビットコインの決定的な違いについてお伝えしていきます。リップルを保有するリップラーとビットコイン保有者のビットコイナー。この2つの仮想通貨保有者は、Twitterで批判合戦を繰り返しています。

 

そこで、リップ社のコインXRPとビットコインの決定的な違いについてこのページは比較していきます。この決定的な違いを、リップラーと呼ばれる人もビットコイナーの人もわかっていなかったりします。

 

別に知らないことが悪いというわけではないのですが、Twitterじょうでお互いが批判をしあうケースが多いこの2つの仮想通貨の本質的な違いをしっかり把握できるようになるために記事にしていきます。

 

一般的に言われる違い

一般的にこの2つの通貨の違いで言われることは、リップルが中央集権的でビットコインが分散型であるということです。これ自体は、否定しませんがビットコイン保有者は中央集権だからリップルが危険だという否定的なことを言う人が多いです。

 

確かにリップル社が中央集権のため、なにをするかわからないから不透明だという感情を持つのはわかります。しかし、株式の購入でも、円を買ったりドルを買ったりするのもそれは同じですよね。基本的にすべて中央集権です。

 

株やFXなどでもわかるように、中央集権が必ずしも悪いわけではありません。リップル社のXRPに、不安があるとすればそれは国家の裏付けがないから心配だという感情になるのではないでしょうか。

 

中央集権だから危険というのは、株やFXでもわかるように違うということです。また、リップル社の不安のひとつの国の裏付けがないという意味では、ビットコインもリップルと同じになりますよね。

 

逆に、リップラーがいうビットコインの批判としてはマイナーが力を持ちすぎていることで51%アタックの可能性があるという点です。分散型といっても、マイナーが力をもっていますので、何度も意図しないハードフォークが行われてしまいます。

 

しかも、ビットコインは発行枚数が決まっているといっても何度もハードフォークがなされるのであれば実質的に上限枚数がないのと同じですよね。いくらでもコインが作れてしまいます。

 

なので、ビットコインが分散型といわれるのは理想論だけのようになってきていると思います。ちなみに、マイナーは電気代をつかってビットコインを掘るので結局ビットコインって電気代でしょみたいな意見もあります。

 

リップルについては、マイニングというものがありませんので、無駄な電気代が問題になるということにはありません。ここまでが一般的に言われる違いになります。

 

語られることない本質的違い

私は、一般的に言われる違いというのはそんなに大きなものだとは思っていません。マイナーの力が強いために非中央集権というのも結局は機能していないところがビットコインにはあるからです。

 

また、もうひとつリップルが一般的に思われているのは国際送金のためだけにあるものという誤解です。これは、大きく違っていて、XRPはブリッジ通貨の役割を果たし送金だけでなく、クレジットカードとビットコインを瞬時に交換する。

 

あるいは、モバイルウォレットだけで、銀行の役割を果たすようにペイパルから瞬時に送金できるようなシステムを作ったり、いろんな支払いを共通のものにできるようにするシステムを作ろうとしているのです。

 

そして、それらの一般的な話とはもっと本質的に異なることが二つのコインにはあります。それは、国の規制の対象にされるかどうかということです。ビットコインは、中国で取引所がなくなってしまったように国家は規制をかけようとします。

 

それは、その成り立ちが武器や麻薬などのブラックマーケットの取引に使われることからスタートしたことや通貨発行権を国が失うことで経済の調整をできなくなるからです。つまり、それは今ある金融業界の衰退を意味してきます。

 

なので、FRB元議長のバーナンキさんが発言していたように、政府はどんな手を使っても止める。というのはあながち的外れな意見ではありません。これが国が持つ基本的なスタンスとさえいえるでしょう。

 

実際に、ありえないとは思いますがビットコインを利用したら逮捕するという法律がアメリカでできたらビットコインはおしまいです。日本でいくら買われたとしても、世界で使われることはなくなります。

 

結局、ビットコインは法律で現状どうにでも規制できるという危険があるのです。しかし、リップルはそのあたりをうまくやっています。アメリカの巨大企業のGoogleから出資を受け、FRBともしっかりとしたパイプをつくっています。

 

リップルは、リップルとは異なり現状の金融業界を破壊するような仕組みを作ろうとしていません。アメリカの企業も国もリップルが行おうとしていることを後押ししていることがわかります。

 

実際にアメリカで、仮想通貨の規制をする委員の中にリップルも入っています。リップルは、規制に対するアドバイザー的な役割の任命もされていることが報道されたのです。

 

そのことからも、規制を受けるビットコイン。規制を検討する側のリップルという構図が本質的な違いなのだと思います。革新的なことをスタートさせたビットコイン。それに対して、現状の金融業界と調和を図りながらすすめてきたリップル。そこが本質的に違うのです。

 

リップルとビットコインの違いまとめ

ここまでお伝えしてきましたように、一般的によくされる中央集権か分散型かの問題はそれほど大きな違いにならないと思います。しかし、これまでのコインの成り立ちのプロセスが大きく異なります。理念といってもいいかもしれません。

 

現状の金融業界と調和を図りながら開発をしてきて、システムをつくっているのがリップルになります。だから、国家機関はリップルの方を応援しているといえるでしょう。逆に、ビットコインについてはもともとの成り立ちがブラックマーケットのためです。

 

しかも、通貨発行権をおびやかされる国家はビットコインをあまり好んでいません。日本は、割と寛大ですがアメリカはきっとそうならないだろうと予想されます。近い将来、大きな規制が入る可能性が高いと思います。

 

それは、ビットコインは中国のマイナーが力をもっていることからも十分あり得るシナリオです。やや余談になりますが、この構図は昔日本のプロ野球に参入しようとしたライブドアと楽天のように個人的にはうつっています。

 

ライブドアがビットコインで、楽天がリップルと置き換えることができると思います。野球界のオーナーに好かれた楽天が結果としてプロ野球に参入しましたね。それと同じ結果に今後なるのではないかなって思います。

 

ビットコインが11月に行われるハードフォークがまずは、転換点になるのかな?そんなことを感じます。本質的なリップルとビットコインの違いは、アメリカに好かれるかどうか。ニューヨークの金融業界に認められるかどうかだと個人的に思っています。

 

今後に各コインの銘柄が生き残るためには、とてつもなく重要なことだと思います。だからこそ、リップルは国際送金から市場をとりにいったのだと思います。あまり話されることはありませんが、2つのコインの本質てきな違いはそこにあるのです。