このページは、SBIバーチャル・カレンシーズが金融庁へ仮想通貨業の登録したにも関わらず、取引にXRPがなかったことの理由について詳しく解説しています。
このことについて、Twitterなどで祭りのような騒ぎになっています。それは、SBIの北尾会長がXRP総数の11%をSBIで保有していると発表し、今後会社で総力をあげてこの価値を上げていくと発表していたからです。
なので、SBIがオープンする仮想通貨の取引所についてはXRPが中心となると思われていました。それが、金融庁の登録を見ると今のところビットコインだけになっているから祭りのような騒ぎが起きていたのです。
目次
北朝鮮有事の懸念からのリスク
ただ、SBIがXRPを金融庁に登録しなかったのには理由があると思います。SBIの北尾会長は、北朝鮮有事のこともありビットコインが盗まれていることを懸念し、急いで取引所をオープンするのではなく防犯がしっかりとできた状態で開始するように考えていると発言しています。
そこからわかることがなにでしょうか。私は、仮説として以下のようなものがあると思います。まず、一つは取引所をオープンして盗難にあったとなれば仮想通貨の普及にマイナスに働きます。
そのため、100%はないにしてもシステム上安心できるレベルまで上げてからすべての通貨の取引を開始するということです。だから、SBIバーチャル・カレンシーズはビットコインを取引としていますが、実際にまだバーチャル・カレンシーズはオープンしていません。
このシステムがしっかりとしたと判断ができればXRPの取引も開始することが予想されます。それなら、ビットコインではなく最初からXRPと書けばいいのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、SBIからするとXRPはまだ書きたくなかったのではないかと予想します。なぜそうなのか。それは、まだSBIバーチャル・カレンシーズがオープンしていないからです。
SBIは他の取引所にXRPが流れることを嫌った
そこで考えられるのは、SBIがXRPを金融庁に登録することでXRPはどうなるか?それは、他の取引所で買われることが想定されます。SBIは、XRPをこれまで取引している取引所よりもはるかにしっかりとした会社です。
東証一部上場会社ですし、金融、FXといった分野で日本のトップ企業のひとつです。そこがXRPを中心に取引をすると正式に金融庁で発表されるということは、一気にXRPが買われるという可能性があります。
SBIとしては、それはSBIバーチャル・カレンシーズでの取引でなければなりません。そうしないと、自社が仮想通貨の取引する会社を設立しても意味がないからです。
まだ、自分のところで売買できない現状でXRPの取引を増やすのを嫌がったのではないか。そんなことが最もまともな予想になると思います。SBIの北尾会長のプレゼンを見ると間違いなく今後、XRPを導入してきます。
それは、取引を開始すると同時におそらくなると思います。システムをしっかりとしたものにして、さあいざスタートとなってからXRPの取引をはじめていくのだと思います。
SBIがXRPを登録しなかったまとめ
あくまで、私の予想になりますが盗難リスクがある仮想通貨をシステム上信頼できるところまでもっていき、そのうえでXRPの取引を開始することになると思います。
現在、金融庁にビットコインしか登録していないのには、自社のSBIバーチャル・カレンシーズがオープンしていない段階でXRPをのせてしまうと、XRP購入を考えている人が他の仮想通貨取引所に流れてしまう可能性が高い。
そのことを想定して、あえてビットコインだけを登録対象にしたのだと思います。なので、SBIバーチャル・カレンシーズがオープンするときには、XRPもそこに名前を連ねることになるのではないかと思います。
もちろん、あくまでも予想になってしまいますがかなり核心のついたものではないかなと個人的には思っています。いかがでしょうか。
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