今回も日経225・ドル円・NYダウ・ビットコイン(BTC)の相場見通しを解説していきます。先週は、久しぶりに見通しを大きく外しましたね。
ただ、予想は外しても利益になるようなトレードをしなければ、相場で生き残ることはできません。予想や見通しは、あくまで見通しですので。
トレードで勝っている人は、予想で勝つわけではありません。予想で勝つって言ってたら100%偽物です。相場は、資金管理で勝つものです。
ほとんどの人は意味がわからないと思います。しかし、勝ち続けている人は理解しています。予想はしない。けど、こうなればこうするという戦略はたてていきます。そのため、損切り小さく利益がでるのです。
目次
日経225の見通し予想
まずは、日経225先物の週足チャートです。米中の第一弾の合意があったために、先週は大きく上昇しました。ただ、現在は紺色の厚い抵抗ラインに頭抑えられています。
ここのラインは、かなり頭が重たいので一気に抜けていくというのは考えられないと思います。とはいえ、トレンドは完全に上を示しています。
移動平均線もローソク足の下に来ており、私は重視していませんがパーフェクトオーダーを形成しようとしています。なので、どこまで上を追っていくのかというのが今週の展開です。ただ注意点もあります。
次に日経225の日足になります。週足は、頭抑えられつつも上昇が強いようなチャートでした。日足については、やや下落の可能性を示唆しているチャートになります。
赤枠で囲っているところは、すべて上髭をつけて陰線をつけています。高値圏で陰線の上髭をつけた後は、その後に全部下落していますので今回も注意はしておく必要があると思います。
ちょうど、米中合意もあったので噂で買って事実で売るというタイミングではあります。なので、売りの可能性もあるかなというところです。
週足は上昇トレンド。日足も上昇トレンドではありますが、下落の可能性が高い状況です。こういう場合は、週初めの1日を見るという戦略が有効です。
アメリカの市場を見てからどっちについていくか決めていくのが一番堅い戦略になります。月曜日は、日本もアメリカも市場は休みになりますので水曜日の日本時間から売買をするのが最も方向性がわかるでしょう。
それまでは、待つ相場。買いでも売りでも戦略を組み立てれる週なので、慎重にトレンドが出る方についていくのが良いと思います。売りで行く場合は、上髭のところが損切りラインになります。
NYダウの見通し予想
ダウの週足チャートになります。キレイな三角保ち合い形成しています。日経とは、異なりトレンドが出ていないというのが現在の状況です。
三角保ち合いの角度も均等ですので、どちらに抜けるのかは今のところわからないですね。ただ、先週と先々週は、下のトレンドラインにぶつかって大きな下髭をつけて跳ね返して上昇しています。
トレンドラインのところに相当買いの圧力があることがうかがえます。とはいえ、三角保ち合いの中なのでどっちかに偏って考えるのはNGです。
次に、日足のチャートになります。こちらも日経と同じように大きな上髭をつけています。米中の第一弾合意の噂で上昇して、実際に発表されたところで下落しています。
一気に三角保ち合いを上にブレイクしそうだったところが中段まで戻ってきています。陰線の大きな上髭は、下落サインなので日足レベルではダウも下落サインといったことが言えます。
ただ、ダウについては三角保ち合いの中にいますのでそれをどちらかに抜けてからエントリーしたので遅くないと思います。ダウは、すごくわかりやすです。どちらかに抜けたらついていく戦略です。
ドル円の見通し予想
ドル円の週足チャートになります。現在、何度も頭抑えつけられているところで止まっている状況ですね。逆三尊を形成していますが、急落前水準を取り戻していないので弱いですね。
このまま、すんなり上に上がっていくことは考えにくいです。仮に上がったとしても上のトレンドラインあたりで下落してくることが想定されます。
なので、買いで入ることはないですね。もし、買いで入るとすれば上のトレンドラインを抜けてからになります。そこを抜ければ、買いで入ってもよいと思います。
現在は、すぐに売りってところでもないので待つ相場になるかと思います。三角保ち合いを上に抜けたら買いでよいですが、基本は下落目線で見ています。
ビットコインの見通し予想
ビットコインの週足チャートです。これまでは、ドルで分析していましたがわかりやすいように円に変更しました。赤丸で囲んでいるように、何度もレジスタンスサポートになっているラインで反発しています。
ただ、週足レベルではまだまだ下降トレンドになっています。もう一度上げて、大きく下げるというのが私がこのチャートを見て抱くメインシナリオになります。いったんは100万円ぐらいまでは上がると思います。
日足のビットコインチャートです。先週お伝えしたように、もう一段下げても下に買いの強い圧力があるので注意と話していたところで上昇してきました。
現在、日足の移動平均線を上に抜けてきているので買いで入ってもよいと思います。ビットコインは日足の移動平均線がワークします。ただし、100万円ぐらいのレベルまでが上昇がひとつの目安です。
週足が下落トレンドに突入しているので、大きな上昇は期待できないと思います。ただ、小さい上昇でも狙っていく。ビットコインしかトレードしていないというのであれば、買いになると思います。
私は、他の銘柄もやっているので買いではエントリーせずに戻り売りを狙っていくというのがスタンスになります。この辺りは、なにをメインにトレードしているかによってかわってくると思います。
私は、あくまで日経225オプションやサヤトリがメインでBTCはチャンスがあるときだけってスタンスなのでまだエントリーはしません。
今週の投資戦略まとめ
ここまで解説してきました今週の見通しをうけて、投資戦略をまとめておきます。相場はボラティリティが大きくなり、かなり面白い展開になっていますので今週の動きはわくわくしますね。
日経225については、火曜日のNYダウやS&Pの動きを見てから取引をするのがよいと思います。日経もNYダウも日足で大きな上髭をつけていますので、下落の可能性がかなりあります。
日経はトレンドが上ですので、そのあたりを警戒してNYの動きを見てから方向性を見極めるのが重要だと思います。日経は、外部環境に大きく影響されるので火曜日に先に上がってもNYでひっくり返される可能性があるので注意です。
ダウは三角保ち合いをどちらに抜けるのか。これに尽きると思います。これは、世界の株価に大きな影響があるのでもっとも注目しておくべきチャートになります。
②ドル円 待つ相場
③NYダウ 保ち合い抜けた方についてく
④BTC 買い(値幅は大きくとれない)