ドル円の暴落に注意/日経225・ドル円・NYダウ見通し予想(2019/8/12~)

今回も、日経225、ドル円、NYダウの2019年8月12日からの1週間の相場の見通しを解説していきたいと思います。この相場の見通し予想は、これまで当たっていて、メルマガでもお礼をたくさんもらっています。

なので、最後までしっかり読んで自分なりの戦略をたてる参考にしていただけたらと思います。今週は、暴落注意のドル円から分析をしていきます。

ドル円の見通し予想

ドル円の8月12日からの相場は非常に危険です。年初に起きたフラッシュクラッシュのような出来事が起きる可能性が非常にありますので注意ください。まずは、チャートから見てみましょう。

このチャート(月足)を見て思うことは、ドル円は98.36円ぐらいまで一時的に下げる可能性があるということです。現在は三角保ち合いを下にブレイクしそうになっている状態です。

 

ただ、個人投資家の信用買い残が非常にたまっていて・・・こうなると、機関投資家が売り崩したくなります。しかも、今週はお盆があるので日本は買いで支える人がいません。

 

正月の時と同様に、一時的に大きな下落で一気に下がる可能性が高い。ちょうど、三角保ち合いも下にブレイクするタイミングです。機関投資家が仕掛けるには絶好のタイミングです。今週、ドル円の買いはやめておきましょう。

下値目途の98.36円というのは、チャート分析の定石ですね。定石に急騰前水準まで落ちるというものがありますので、2013年11月の98.36円が目途になります。

 

その前に、止まる可能性もありますが紺色の価格帯までは行くことを想定しておくとよいでしょう。ちょっとしたリバウンドとるとしても、買いはそこまで待ってからですね。次に日足のチャートです。

日足のブルーラインは、現在フラッシュクラッシュと2018年3月の安値付近まで円高になっています。日足の下げでディセンディングトライアングルをつくっていたのですがそれも簡単に下に抜けました。

なのでポイントとしては、2018年3月の104.5円を割ってくるかどうかです。フラッシュクラッシュの際の下げは、下に抜いてくるでしょう・・・

もし、104.5円を下抜けるようならロスカットを巻き込んで大暴落になることが予想されます。買いをもっているのであればお盆前になんとしても売り抜けておくことをおススメします

 

ドル円は、信用残の買い残りからも大きな下げが今週中にある可能性がすごく高いので、買いはなし。売りもここまで下げているともう入れないというのが個人的な見解です。

ただ、どうしてもどっちかで入らなければならないのであれば、売りで入ること以外に選択肢はない。現在は、そんな状況になっています。

日経225の見通し予想

ドル円の暴落がかなり高い可能性で予想されるので、それと併せて日経225も考えていかなければならない1週間です。さっそく、チャートから見ていきますね。

日経225の月足は、相変わらずアベノミクスラインがきいていますね。一旦、下抜けしたアベノミクスラインですが現在は、髭で戻しています。なので、いったんはボラティリティが落ち着いています。

 

ただ、ドル円が暴落すると日経も被害を受けますので、ある程度下がることは考えておかないといけないでしょう。日経の場合は特に、ピークアウトしていますので日銀の追加緩和で一時的な上げはあっても下げ続ける。

そう見るのが自然だと思います。とりあえずの下値目途は、紺色のラインあたりでとまるのかなと思っています。20,000円を少し割ったあたりが日経平均のPBR1倍になります。

 

なので、下値の目途としては19,900円あたりになると思います。そこを大きく深掘る場合は、日経を買いで入るのがいいと思います。次に日足も見ておきましょう。

日足のチャートを見るとわかることがあります。それは、ブルーのラインも相当買いの力があるということです。20,300円付近で、下値抵抗線があるので8月の下げでも下髭をつけて上げていってます。

 

ただ、8月9月は日本株やドル円、ニューヨークダウも下げるのがデータです。なので、一気に上げていくという予想はたてられません。

ドル円が暴落すれば、日経も確実に下がってくるでしょうがドル円の暴落がなかったらゆっくり保ち合いながら下をうかがうというのが相場観になります

 

あと、注目点としては日銀の会合で追加緩和をしてくるのかどうかというところです。個人的には、消費税増税もあるので緩和してくるとは思います。その場合は、噂で少しずつ上げるという可能性もあります。

日経225のメインシナリオは下げ。ただし、ドル円が下げなければ保ち合いの可能性ありです。なので、オプションのスプレッド売買などが最も勝ちやすい相場だと思います。

ボラがでかくなっているので、片張りするよりも安全に確実に稼ぐのが個人的には好きな相場です。売りと買いだけで考えるなら私は休む相場です。

NYダウの見通し予想

最後に、ダウの相場見通しを解説していきます。私は、空売りで入っていましたが25,601ドルのところで、すでに決済しています。それでは、ダウのチャートから見ていきましょう。

週足のチャートを見るとわかるのは、急落した後に一気に回復していることがわかります。大きな下髭をつけていますね。このチャートは陰線になり間違っていますが、最終的には陽線になっています。

そして、もうひとつ言えることはダウはトレンドラインが強いということ。ひげで一気に跳ね返されています。6月からの暴騰も驚きましたが今回も大きく巻き返してきました。次に日足のチャートです。

日足から見てわかることは、一気に巻き返して価格が上昇していることがわかります。ボラティリティを高めて一気に上昇。高値を突き抜けてくる可能性もあるなと見ています。

ただ、個人的にはこの相場で買いでエントリーしたくないってのがあります。移動平均線は下向いていますし移動平均線にタッチしたところ。もしくは、高値のあたりで空売りしたいなって思ってしまいます。

アメリカ株は、素直に見れば上昇のチャートを描いています。トレンドについていくという考え方では買いなのですが、どうしても米中貿易戦争あるなかで買うのは怖いですね。

買いで入るのであれば、1時間足か4時間足のグランビルの法則1番のところだったと思います。ちょっと今から入るのは遅いなあって思います。

 

なので、ダウも様子見です。おそらく、ふたたびの利下げ観測で今後も上昇してくるとは思います。その上で、上がってきたら再度暴落を狙いに行きたいと思います。なので、今週は様子見ですね。

今週の戦略まとめ

今週は、ドル円が下げ見通し。日経は、下げもしくは保ち合い見通しです。ダウは、上昇見通しです。ただ、それぞれ買ったり売ったりするかというとチャンスは少ないかなってのが本音です。まとめます。

今週のメイン戦略

①ドル円  ⇒休む相場、どうしても入るなら売り
②日経225 ⇒オプションのスプレッド売買
①NYダウ  ⇒休む相場

今週は、どちらかに売買する相場ではなく今後の方向を見定める週になると思います。こういった週に手を出して一喜一憂するのではなく、しっかり休むこと。休むも相場です。

ただ、日経だけは225オプションのスプレッド売買に大きなチャンスがあります。ボラティリティが大きいだけに、負けない投資ができるオプション投資の魅力が発揮できる週になると思います。