ビットコインをはじめとする仮想通貨(暗号通貨)には、マイニングというものがあります。コンピューターで、たくさんの電気代を使って暗号を解読して通貨を掘り出すことをマイニングといいます。
現在、仮想通貨で時価総額が大きいビットコイン、イーサリアムにはマイニングがあります。一生懸命マイニングをする人たちが現れ、マイナーたちが力をもっているという現実があります。しかし、リップルにはマイニングがありません。
それは、いったいなぜなのでしょうか。このページでは、リップルがなぜマイニングできない理由について詳しくお伝えしていきたいと思います。リップルについて知りたいあなたはご覧くださいね。
目次
リップルがマイニングできない理由
リップルが発行する仮想通貨XRPは、発行総数が決まっています。XRPは発行数1000億枚です。この1000億枚のXRPについては、リップル社や出資をしているGoogle、アップル、マイクロソフトなどが保有しています。
なので、マイナーが掘って採掘というものは存在しません。総数1000億枚は増えることはなく、一度XRPを支払いなどで利用すると消滅していくため徐々に枚数が減っていくというのがXRPの仕組みとなっているのです。
リップルは、総数が増えないばかりか徐々に減っていくという通貨なのでマイニングができないのです。ただ、現状では購入することは可能です。日本でもいくつかの取引所でXRPは販売されています。
現在、仮想通貨取引業で認可を受けているところは「ビットバンク」だけになっています。今後、コインチェックやミスターエクスチェンジなども役所の審査が通ってくることだと思います。
また、大手ではGMOが11月からXRPの取引を開始することを発表しています。そして、本丸となるのがSBIだと思います。SBIは、リップル社の株式を10%以上保有していますのでXRPに相当入れ込んでいます。
そのため、リップル社の発行するXRPに投資したいのであればこれまでに上げたところで購入するのがいいでしょう。SBIは、システムの問題をしっかりとクリアしてからスタートすることを宣言していますのでその前に別のところで保有した方がいいでしょう。
SBIで取引できるようになると、日本でのXRPの流通が一気に増えることが予想されますのでその前に別の取引所で買っておく。その後に、SBIに移動するという方法を私はとろうと思っています。
リップルという仮想通貨
リップルが開発した仮想通貨XRPというのは、他の仮想通貨とは異なるところが多いです。マイニングがないというのもその一つになると思います。私自身は、マイナーが力をもってしまうためにマイニングはない方がいいと思っています。
ネットワークの管理者は、マイニングで得るお金を目的としているわけで・・・それが原因でハードフォークと名の分裂が行われてしまいます。もっと、たくさんのマイニング報酬がもらえるところにうつりかわってしまうのです。
これは、ビットコインでもイーサリアムでも同じことがいえます。しかし、リップルにはマイナーがいないためにネットワークの管理者(リップル)と利用者(保有者)の利益が一致します。だから、私はマイニングはない方がいいと思います。
そもそも、何度も分裂がおきてしまう仮想通貨は法定通貨のような信頼を得ることができないと思います。ロシアでは、国が管理課に置いた仮想通貨ができる予定になっています。
つまりどういうことかというと、今後は国が作る仮想通貨ができるということです。これは、アメリカでも日本でも確実に進んでいくでしょう。国家は、仮想通貨を利用することで適正な税金の確保ができます。
法定通貨となるであろうロシアの仮想通貨やアメリカの仮想通貨ができると、それを橋渡しすることのがリップルが開発しているXRPのような中央集権型の仮想通貨になります。
リップルが開発したXRPは、マイニングができない仮想通貨ですがそれは決してマイナスにはないのです。今後、期待の大きい通貨ですので注目しておいてくださいね。
リップルがマイニングできない理由のまとめ
管理者と利用者の利益が一致するように、マイニングができない仕組みをとっています。それがXRPという仮想通貨の安定を生み出しています。なので、マイニングができない理由としては開発者の考え方でマイニングはできないシステムにしたといえます。
管理者(マイナー)と利用者(保有者)の利益が一致しないと、ビットコインのようにハードフォークが繰り返され仮想通貨がいくらでも枝分かれして安定性を欠くという側面があります。
それは、どうしてもマイナーはお金を目的に管理をしていることになるため・・・よりマイニングが簡単で稼げる方にうつってしまうためです。要は、それだけマイナーが力をもってしまうのです。
分散型で管理しているので安心とビットコインやイーサリアムでは言われますが、分散型にもそういったリスクは常にはらんでいるのです。イーサリアムは、今後にマイニングをなくす方向性を打ち出しているようです。
長く信頼を確保するためには、マイニングはできない方がいいかなと思います。それだけ、ビットコインや分散型の仮想通貨ではマイナーの発言力が強くなってしまうのです。その点からリップルは安定していると言えるでしょう。
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