株式投資やFX、仮想通貨など多岐にわたるトレードがありますが勝てない理由というのはどの市場も同じで、3つしかありません。今回は、トレードで勝てない理由についてお伝えします。
トレードで生き残っていく人は、残念ながら1年で10%、10年で1%といわれます。しかし、一攫千金を夢見て多くの人が毎年参入します。
しかし、残念ながら夢砕かれて市場から退場していくひとがほとんどの世界です。そういった人は、なぜトレードで勝てないのか。この記事を読めばそれがわかります。
目次
トレードで勝てない理由は3つだけ
トレードで勝てない理由は、実は以下の3つしかありません。その3つをほとんどの人はクリアできずに市場から去っていくわけですが、今回はそこをどのようにクリアしていくか見ていきます。
②損小利大ができていない
③ルールが守れないメンタル
トレードで勝てない理由は、すべてがこの3つに集約されています。本当は、これにプラスしてルールがないというのもあるわけですが、お金を投資する以上、レベルが低すぎる話なので今回は省きます。
では、順番にトレードで勝てない3つの理由を見ていきます。ただ、この3つは別々のことを言っているようで実は密接にからみあっています。そのため、キレイに切り分けることはできないのでご了承ください。
勝率が低い
勝率が低い原因は、ひとえに勉強不足ということができます。テクニカル分析をある程度勉強すれば勝率は高くなります。
普通に考えても、上がるか下がるかは50%です。そう考えると、勝率は間違った勉強をしてなければ50%以上にすることはそんなに難しくないわけです。
また、勝率はメンタルにとても重要な要素を与えます。どんなに損小利大で利益がだせるルールがあっても、1勝9敗ではメンタルが持たないからです。
利益はすごく上がる。でも1勝9敗で続けられる人はほとんどいません。これが投資の面白いところです。極端に良い勝率でない限り、勝率よりも損小利大の方が大事です。
損小利大ができない
損小利大ができないというのは、簡単に言うと利食いを早くして損切りが遅くなるということです。これでは、勝てません。勝率が90%超えていたとしても、いつか大きな損失で利益のすべてをはきだします。
なので、トレードで勝てない理由で最も多いのはこれです。言い方を変えると、損切りが遅くなるというのがトレードで勝てない最大の理由です。
もちろん、私も上がるか下がるかのトレードをする場合は、ロスカットラインを最初に考えて損失がどれぐらいになるか枚数を決めてからエントリーします。
後は、逆指値注文で自動に損切りされるように設定しておきます。そうしないと、自分の感情ですぐに戻るかもと、損切りできなくなるからです。
プロスペクト理論の通り、利益は早く確定したい。損はなるべく確定したくないという感情が人間にはあるので、ここは機械でしっかり管理していきます。
利確についても楽天証券などで、トレール注文を出す方がより利益もとれると思います。しかし、最低限損切りのロスカットはどこの証券会社でも入れれるので入れるようにしておきましょう。
残念ながら、損小利大ができないと相場から去っていくことは間違いありませんので、人間の感情とは逆の動きを習慣にしなければトレードでは勝てるようになりません。
ちなみに、勝率と損小利大は密接に関係しています。勝率が低ければ、損小利大になりやすく勝率が高ければ損大利小になってしまいます。
ここのバランスをうまくとるために、過去検証をしてルールを作りこんでいく必要があります。勝率が高い場合は、損したときの損失が大きい。これはどんな投資でも基本同じですから意識しておく必要があります。
ルールが守れないメンタル
これも多いですね。私も、未だに時々してしまいます。損切りに連続であったときに取り返そうと途転売買でロットを張って注文するなど本来のルールにない行動をしてしまうと勝てるものが勝てなくなります。
トレードにとって一番邪魔なものは、感情です。淡々と機械のように注文を出し、負けても淡々と次のルールが発生したときだけ売買するようにする。
これができないと、せっかく期待値がプラスのルールを作っても結局どこかで大きなマイナスを食らってしまいます。ルールと関係ないときのトレードは結果的に勝ったしても最悪な売買なのです。
しかし、目の前で損失がなんども起きると人間は取り返そうと考えてしまいます。そこをどれだけ冷静に年間思考で考えることができるのか。そこがポイントです。
年間思考でトレードを考えることができるようになれば、過去検証をやってルールをつくって売買していたらトータルで負けるようなことはありません。
ルールは確率で売買していくために作るものですから、長期間運用すればするほど利益になっている金額は大きくなります。もちろん、一時的なドローダウンはあります。
どんな手法でもドローダウンは必ずありますが、そのドローダウンの時に感情に任せて売買してしまうとせっかく作ったルールの意味がなくなります。
そういう意味では、ルールを作ってシステムトレードをした方が多くの人は勝ち続けることができると思います。しかし、システムトレードにすると年利300%とかのレベルは難しくなります。
私は、年利300%とか一攫千金を狙う感情がトレードで勝てない理由だと常々メルマガで言っています。それは、一攫千金を狙うとどうしてもロットを張ってしまうからです。
また、10倍になるような銘柄は一生に1度あるかないかのようなものです。それを狙っていっても、個人投資家がうまくいくわけありません。
コツコツ利益を積み上げて塵も積もれば山となるというスタイルのルールをつくって、ルール通りに運用するのが最も感情に負担が少なく勝ち続けることができるコツです。
いろいろな手法はありますが、一般的な株や仮想通貨やFXのトレードは今回の話がすべて。逆に言えば、勝率がそこそこ高く、損小利大のルールができてルール通りに運用できれば誰でも勝てるのがトレードです。
シンプルにわからないことがあります。
トレードはでたらめにやったとしても勝ち負け5分5分のはずですね。池に映った景色のように、高騰する株もあれば急落する株もあり、徐々に上がる株も徐々に下がる株もあるのですからね。それなのに、それなりに分析をしている皆さんの9割が負けて市場から撤退する(事実はわかりませんが、そう言われています)のが不思議です。
本当のところはどうなのか。教えてくださいませんか。
ご質問ありがとうございます。
まず、適当やって50%という前提が
間違っています。
手数料もありますし、スプレッドもある。
なので、適当やって50%で利益になる
ということはないです。
また、適当やって
大数の法則で勝率50%になることも
通常、ありません。
なぜなら、多くの人はレバレッジを
かけすぎていますので、途中で資金が
ショートします。
また、本質的な部分として人間の感情が
あります。
利益は、早く確定したい。
損はなんとか取り返したい。
人間の本質には、ほぼ間違いなく
それがあります。
なので、含み損が大きくなる前に
損切りできずに、利益が大きく伸びる時に
早く利確してしまいます。
仮に適当にやって勝率50%だとしても
損切りが遅くなり、損が大きくなる。
利益は早く確定する。感情のままに
やれば、損が大きく利益が少なくなります。
最初に大きく勝っていればいるほど、
勝っているからと損切りを遅くして
しまいます。
なので、損が大きくなり
90%の人が負けます。
一時的に勝つのはそんなに難しくない。
でも、勝ち続けることが難しいのです。
これは、相場の世界では常識ですね。
どんなに良くても、
相場では、80%は負け
20%の人が勝ちの世界です。
だから、勝つ方に入るために
勉強、過去検証してから実践する
わけです。
自動売買が成績が良かったり
するのは、人間の感情と逆のことを
相場はしないと勝ち続けることが
できないためです。