このページでは、相場でトレンドを見極める方法について解説しています。トレードで勝つためには、相場がどんな状況なのか毎日確認しなければいけません。
そこで、今回は相場で勝つためにどのように相場を判断しているのかというのを解説していきます。また、トレンドを判断するためには、時間軸とのつながりも重要になります。
動画では、詳しく解説していませんがブログの方では時間軸まで含めて解説していこうと思います。最後までお読みいただければ幸いです。
目次
トレンド判定の前の基本
トレードとは、相場の方向性を見極めるものです。方向性を見極めてトレンドに乗っていくことで利益を上げることが可能になります。
そのことを考えると、トレンドを見極めることはすごく重要なことであるとわかると思います。私も実際に、資金管理の次に相場の方向性を重要視しています。
しかし、トレンドの判定をする前の大前提として考えておかなければならないのは、あなたはどの時間軸でトレードをしていますか?ということです。
なぜなら、トレンドというのは月足、週足、日足、4時間足、1時間足、15分足、5分足でバラバラだからです。なので、どの時間軸で見るのかというのはすごく重要なのです。
あなたが、どの時間軸でトレードをするのか決まっていなければトレンドは決められないということをまず基本として知っておいてください。その上で、トレンドとはなにか?
トレンドの定義がなければ、上昇トレンドか下降トレンドか。トレンドがないのかを判断できません。なので今回は、トレンドの判断基準を最もポピュラーなダウ理論で解説します。
図でダウ理論を見ると、このような形になります。では、実際に現在のチャートで見ていきましょう。日経225先物の日足からです。
トレンドを見極める方法
これは、日経225先物の日足ですがわかりますでしょうか。安値を切り上げ、高値もわずかながら切り上げています。これは、ダウ理論でいうところの上昇トレンドです。
勢いが強くはありませんが、安値切り上げ、高値切り上げを繰り返しています。そのため、日足のトレンドは上昇トレンドになります。次に4時間足のチャートです。
4時間足も日足と同じように、安値切り上げ、高値切り上げを繰り返していますのでダウ理論のいうところ上昇トレンドになります。4時間足も上昇トレンドです。次に、1時間足のチャートを見ていきます。
1時間足のチャートを見ると、上昇トレンドから下落トレンドに変わってきたことがわかります。なので、1時間足の現在は、下降トレンドになります。
これを動画で解説しているように、15分足、5分足と行っていきます。もし、あなたが1時間足でトレードをするのであれば日足から1時間足が上昇トレンドなのか。下落トレンドなのかを見ていきます。
今回を例に出していくと相場環境は、以下のようになります。
②4時間足⇒上昇トレンド
③1時間足⇒下落トレンド
このように、トレンドがバラバラになっていると時間軸を決めていなければ、トレンドの判定をすることができません。
今回のケースでは、1時間足と4時間足、日足のトレンドがそろっていないので待つ相場になります。1時間足が上昇トレンドであれば、タイミングを計って買いエントリーです。
このようにトレンドを見極めてから、どちらの方向性にエントリーをしていくのかを決めていきます。しかし、これだとトレンドがなかなかそろわないと感じるでしょう。
でも、トレードというのは時間軸にもよりますが待つ時間が長いものです。じっくり待って勝ちやすいところでトレードするのです。待つ時間を見極めるためにも、相場環境をしっかり判断しましょう。
トレンドを見極める方法まとめ
今回は、トレンドを見極める方法を解説してきました。動画の中でもお伝えしましたが、毎日高値安値のチェックをするだけで、簡単にトレンド判定することができます。
大事なことは、地味だけど毎日続けるということです。どんな立派なトレードルールがあっても、前提となる相場環境の判定ができないと勝ち続けることは不可能です。
誰でもできる簡単なことですが、1年間継続するだけで初心者からスタートしても驚くほど実力がついてきます。そして、トレンドが判定できるようになるとトレードに一貫性ができます。
一貫性ができると、自然と勝率も上がってきます。今回は、日足、4時間足、1時間足でお伝えしましたが5分足や15分足でトレードするのも同じです。
なので、地味ですが毎日高値、安値をチェックする癖をつけていきましょう。初心者や負け続けているトレーダーの成績が劇的に変わることをお約束します。
②高値切り下げ、安値切り下げ⇒下落トレンド