このページは、ダウ理論で目線を固定する方法を解説しています。ダウ理論の役割としてもっとも使えるのは目線が固定できるということです。
目線が固定できるというのは、デイトレードをしていると勝つために必須のものになりますので今回はダウ理論で目線を固定する方法を見ていきます。
目次
ダウ理論はトレンドを把握するもの
今回はダウ理論でへ目線を固定する方法というお話をさせていただきたいと思います。ダウ理論は、fx でも日経225でも仮想通貨など、チャート分析、テクニカル分析する上で基本です。
ただ基本的なんですけど、それがすべてって言ってもいいぐらいです。ダウ理論をちゃんとマスターできれば勝てるようになります。ダウ理論だけで勝てます。これは断言しておきます。
今回はそのダウ理論で、目線をどうやって固定していくのかというお話をさせていただきたいと思います。
ダウ理論の基本的な概念で、目線を固定する為に知っておけばいいのは、この形になります。下記の図をご覧ください。
上昇トレンドは安値を切り上げて高値を更新する。これが上昇トレンドです。図の左側です。下落トレンドは、高値を切り下げて安値を更新する。図の右側です。
この形がダウ理論になります。チャート(値動き)は、一直線に上がっていくものではなくて、上げて下げて、上げて下げての繰り返しの中で上がっていくものです。
それが上昇トレンドで、上げて下げての繰り返しの中で下がっていくものが下落トレンドになります。
ダウ理論のよくあるエントリーのポイントとしては、高値を更新したところです。高値の更新したところのエントリーなので、ちょっとエントリーが遅いという欠点があります。
なので、少し早めにエントリーするためにグランビルの法則とか絡めていくと、よりよいポイントでエントリーすることが可能になります。
基本的にダウ理論だけで、エントリーをやろうと思うと高値更新のところでエントリーになりますなので、比較的エントリーは遅くなってしまいます。
しかし、ダウ理論というのはエントリーというよりトレンドを把握する、目線を固定するということが一番大事になってきます。
そのために、各時間軸のチャートをチェックしていきます。まずは日足から見ていきます。
見たらわかりますが、高値をどんどん更新していき、安値も切り上げています。つまり、ダウ理論でいうところの上昇トレンドです。なので、日足の目線は上です。次に4時間足。
4時間足も見てもらえればわかりますが、高値更新。安値切り上げの状況が続いています。そのため、ダウ理論で上昇トレンド。4時間も目線は上です。次に1時間足です。
1時間足もずっと、高値更新、安値切り上げをしています。そのため、1時間足も上昇トレンドです。ただ、最後の高値が抜けなければトレンドレスになります。目線は上です。次に15分足です。
15分足も同じです。高値更新、安値切り上げを繰り返しています。なので、上昇トレンドです。目線は上です。最後に5分足です。
5分足も上昇トレンドです。高値更新、安値切り上げを繰り返しています。目線は当然、上になります。
目線まとめ
今回分析した2020年5月28日の日経225先物のチャートは、ダウ理論で全部上目線(上昇トレンド)でした。トレンドは継続しやすいという性質があります。
そのため、売買するのであれば売りではなく買いです。どこかのタイミングで買っていく。それがダウ理論で目線を固定する理由です。
どこのタイミングで買っても、これまではずっと勝ててきているわけです。それは、上昇トレンドだからです。
しかし、この分析をせずコロナの影響で不景気になるから上昇しないという判断をしているとずっと、売り続けて負けていってしまうわけです。
また、今回はたまたま全部の時間軸で目線が上でした。だから、買いでいいという判断になります。しかし、通常は日足が上で、4時間はトレンドレス、1時間が上なんてことがしょっちゅうあります。
その時に、どう判断するかというのが重要になってきます。その場合は、あなたがトレードする時間軸を入れて3つを見るというのが基本です。
1時間足でトレードするのであれば、日足と4時間足と1時間足の時間軸を見ておくことです。それで、目線を固定していきます。
それは、5分足でも同じです。5分足でトレードするのであれば1時間足と15分足、そして5分足を見てトレンドを判断していきます。
仮に5分足が下で、15分と1時間が上であれば5分足が上になるまで待つということです。この待つというのができるかどうかというのがプロと素人の違いです。
なんとなくではなく、トレンドを判断してその方向にエントリーをしていく。これがトレンドフォローなのです。
ダウ理論は、トレンドを判断する基本になります。目線を固定するベースです。だからこそダウ理論だけで勝てます。これは絶対です。
もし、あなたがダウ理論なんて知ってる。でも勝てていないのであれば、それはダウ理論の本質をわかっていません。ダウ理論がわかれば勝てますから。
4時間足⇒上目線
1時間足⇒上目線
15分足⇒上目線
5分足⇒上目線