今回は、2019年9月2日からの日経225、ドル円、NYダウの3つの相場の見通しをお伝えしていきます。もう、ブログの定番のコンテンツになってきていますが、本日もやっていこうと思います。
私自身は、基本的には日経225オプションのトレーダーです。日経225先物もやっています。しかし、ドル円やNYダウはたまにやる程度です。では、なぜ見通しを見るのか?
その答えは、NYダウやドル円は日経225の価格に大きな影響を与えるからです。現在の日経225は外部環境で動く相場です。ドル円やアメリカ指数に大きな影響を受けます。
そのため、米中貿易戦争に大きな影響を受けます。なので、アメリカ指数とドル円は日経225オプションや先物をやるにはチェックしておくべき必須の相場です。なので、NYダウやドル円も分析しています。
目次
日経225の見通し予想
今回は、ちょっと前置きが長くなってしまいましたがさっそく日経225のチャートを見ていきたいと思います。まずは、日足からです。
日足は、この紺色のラインで上下保ち合いをしている状況です。ただ、20日の移動平均線を上にブレイクしたのでしばらくは上昇目線で見ています。ポイントは、20,790円を超えてこれるかどうか。
ここを超えてこれないと、正確なチャートは上髭をつけていますので下落の見通しに転落します。ただ、日経225先物は、日足の移動平均線がワークする傾向があるので、そこを必ず確認しておくことをおススメします。
とはいえ、不安要素もあります。それは、9月1日に米中貿易戦争の関税第4弾が予定通りかけられたというところです。協議が再開して、関税が見送られるのではないかとの憶測も流れましたが結局関税は発動されましたね。
中国もこれに報復関税をかけてきていますので、相変わらずこの問題は不安定な状況に違いありません。私はトレーダーなのであまりファンダメンタルズに偏ってもロクなことがないので、基本はテクニカルで買い目線。
ただし、20790円を抜けたらという条件つきです。これは変えずにいこうと思います。そして、下落に関してはもう一つ不穏な動きがあります。
それは、日経225オプションの19,795円のところのプットオプションをJPモルガンが金曜日大量に買ってきたというところです。
19,795円のところで、1000枚以上買っていますね。これは、日経225が下落する方に大量の枚数をかけたという意味です。なにかインサイダーを握っているのか。
それとも、米中貿易関税が予定通り行われることを見越して下がると思っているのか。私のただの不安に終わるのかは月曜日の相場でわかりますね。月曜日下落するのか要注目です。ちなみに、1時間足のチャートも見ておきますね。
日足で、保ち合ってた紺色のラインは1時間足でも健在です。現在は、上限の範囲のところにいますがヘッドアンドショルダー(三尊)の形を形成しようとしています。
なので、大きな下落が起きてもおかしくはないかなと思っています。なので、週初めの動きを見て考えれば今週は比較的戦いやすいと思います。
月曜日に上げて、20790円を超えてくるようであれば買いでエントリー。逆に、20600円を割ってくるようであれば売りでエントリー。私なら、そんな戦略をたてますね。
日足のチャートは買ってもよい形になっているのですが、1時間、4時間が売りの状況です。なので、9/2の午前中の状況を見て判断すればよいと思います。でも、やっぱりJPモルガンのプットの買いは気持ち悪いです。
ドル円の見通し予想
では、次にドル円の見通し予想をしていきます。ドル円は一時期に比べるとかなり回復してきましたよね。では、チャートを見ていきましょう。
ドル円は、全体を見るためにはどうしても月足のチャートになってしまいます。このチャートを見て今、買えるかっていうと、私は買えないですね。
私なら、トレンドラインの下抜けを待って売りでエントリーが手堅いなと思います。これだけ、保ち合いでエネルギーを貯めていることを考えると、抜けた時に大きく動くことが予想されます。
あと、アメリカの利下げがどこまで行われるのかっていうのが、ドル円にとっては大きな問題になると思います。0.5を下げることになると大きく下落すると思われます。
その時に、トレンドラインを一気に抜けて直近の安値を割っていくのではないかと思います。9月17日~18日のFOMCは要注意です。
そのタイミングで、0.5の利下げをするのであれば本当に一気に100円という円高になる可能性も現実味を帯びてくるでしょう。ちなみに、相場は先にうごくので9月17日、18日に動くのではなく11日~13日ぐらいに大きく動くと予想されます。
今週は、おそらく大丈夫でしょうが来週はドル円の下落に要注意の1週間になることを頭に入れておきましょう。ちなみに、日足のチャートは上昇する可能性のあるものになっています。
日足のチャートを見ると一時的な反発は起きそうな感じです。月足のトレンドラインで反発しています。RSIは30を割り、ダイバージェンスを起こしています。しかも、20日移動平均線を上にブレイクしています。
底値確認のWボトムも見てとれます。なので、少しの上昇をとるという戦略であれば買いで入るタイミングではあります。損切りも底が浅いので直近安値に置くと問題ないですね。
グランビルの法則1番が点灯している最中なので9/2に買いエントリーでも良いかなと思います。ただ、月足が下落トレンド中ですので、大きな上昇は取れないことは覚悟しておきましょう。
そして、アメリカの利下げ関連の問題には敏感になっておいてください。私は個人的には一旦上がったところで下落をとるのがドル円はベストかなと思います。
NYダウの見通し予想
次に、NYダウの見通しを確認していきます。まずは、いつも通りチャートを確認していきます。
ダウのチャートを見ると、RSI30を割って20日移動平均線を上にブレイクしています。しかも、RSIは矢印のとおりダイバージェンスしています。なので、上昇するチャートを形成しています。ただ、現在紺色の上限にぶつかっている状況です。
それで、やや上昇の勢いが弱まり上髭をつけています。なので、とても難しい状況ではありますが直近高値を超えていますので、上にブレイクすると判断するのが自然かなと思います。
注目ポイントは月曜日の値動きですね。ここで陰線をつけるのであれば、保ち合いに戻る可能性が高いです。なので、月曜日のNYダウのローソク足を確認しておきましょう。
ここ最近は、ボラティリティが高いので一度上に行っても大きな下落をする可能性もあります。なにせ、トランプ大統領のTwitter一つで暴落しますから。
あと、チャート的にはヘッドアンドショルダー(三尊)の形を描いているようにも見えます。そうすると、一旦あがって下落というのが真実味を帯びてきます。
いずれにしても、いったんは上がると思いますのでダウは買いでいいのかなと思っています。月曜日のニューヨークタイムが終わってからだと、高値つかみになる可能性があるので注意してください。
ダウを取引しているのであれば、今週のできるだけ早い段階で買いエントリーがダウの売買戦略になります。
今週のトレード戦略
現在、日経225もドル円もNYダウもすべて同じようなチャートをしています。連動しているからよく似たチャートになるのは当たり前といえば当たり前ですが。。。今週の戦略をまとめます。
以上が、タートル森高の今週の相場見通しになります。あなたのトレードに役立ててください。基本は、買い前提なのですがJPモルガンのプットオプションの買いだけはどうしてもひっかります。
②ドル円 短期投資ですぐに買う。短い上昇を取りにいきます。
③NYダウ 短期投資ですぐ買う。短い上昇を取りにいきます