移動平均線の設定値はいくらにするのがいい?

このページは、移動平均線設定値はどの数値に設定するのがいいのかというのを私の見解をお伝えしようと思います。この移動平均線の設定値だけで、利益幅が大きく異なりますのでしっかりと最後までお読みいただけたらと思います。

 

そもそも、私が今回説明する移動平均線というのはMoving Average(MA)のことで、ローソク足の終値・何本分かの平均値になります。なので、25に設定すれば25本の終値の平均値を線にしていったものが移動平均線になります。

 

なので、その線は今買っている人が多いのか。売っている人が多いのかを視覚的に見るために非常に優れたものになります。どんなチャートも移動平均線は、もっとも基本のものになりますのでそのことを前提に今回の話をしたいと思います。

 

移動平均線の設定値

移動平均線の設定値は、いくらを設定してもかまいません。また、何本設定しても大丈夫です。私は、1本だけで見ることもありますが3本設定している時が最も多いです。一般的には、2本か3本チャートに入れていることがほとんどだと思います。

 

移動平均線を多くの人が設定している設定値は、25、75、100が多いです。いろんな番組や分析している際にも25日、75日、100日で設定されていることがほとんどになります。しかし、この数値はあまり意味がありません。

 

この数値の考え方がすでに古いからです。この25本というのは日数からきています。土曜日も取引があったころに月25日営業日があったために、月の平均という意味で表示していました。

 

そして、3月の平均という意味で、25×3で75日の移動平均線を利用していました。100日は4月ですね。なので、現在は土日や祭日も入れると月は20日が営業日なので、20日を利用する方が正確です。

 

当然、3月平均も60日の移動平均線を表示します。100日は、5月という意味でそのまま私は利用していますが、移動平均線は20、60、100を表示しています。早くエントリーするルールの時は、10の移動平均線も利用しますが、基本はその3つです。

 

なぜ、25日の平均なのか。75日の平均なのか?こういった疑問をもつようにならないと、いつまでも自分のルールというのができません。そして、移動平均線の数値が違うだけで勝率や勝敗は大きく異なります。

 

投資の世界は負けが95%

移動平均線は、現在のトレンドを見るもっとも大事な指標になります。みんなが使っているから使うという常識を捨てて、なぜ25本の移動平均線なのか疑問をもつようにしましょう。

 

そして、みんなと同じことをしていると投資で勝つことはできません。なぜなら、95%が負ける世界だからです。勝ち続けるためには5%に入る必要があります。そのためには、多くの人がやっていることに疑問を持たなければなりません。

 

自分が得意なチャートにしなければなりません。私の投資の師匠は、ずっと勝てなかったけど移動平均線の設定値を10に変更してから勝てるようになったと教えてくれたことがあります。

 

一般的に5日や25日線をみる人が多い中で、10日の線でみることで他の投資家と異なる視点を持つことができたことが勝てるようになった理由です。しかし、多くの人はそういった設定も他社と横並びです。

 

自分の見やすいチャート。勝ちやすいチャートに変更することがすべての始まりになります。移動平均線の設定値とあわせて、どんなオシュレーターを表示させていくべきなのか。過去のチャートを見てしっかりと見極めていくようにしましょう。

 

また、それは銘柄や市場によっても変更する必要があるかもしれません。移動平均線とは異なりますが、私は時間足を市場で変更しています。日経225先物だと1時間足で見ますが、仮想通貨では4時間足でいつもチャートを見ています。

 

それは、過去のチャートを見て検証する中でそちらの方が利益を生むことがデータとして出ているためです。なので、自分で分析して経験の中で移動平均線の設定値も変更するようにしましょう。

 

そうすることで、あなた自身のチャートを見る目が肥えてきて自分の投資ルールをつくることもできるようになります。たかが移動平均線。されど移動平均線です。勝っている投資家で移動平均線設定値をいい加減にしている人はいないのです。