今回もいつものように、日経225、ドル円、NYダウの8月26日~1週間の相場見通しを解説していきます。今回は、遅くなってしまいましたがいつもの通り解説していきます。
今週は、週末に米中貿易戦争が激化した影響で月曜日(8/26)に大きく下げてスタートしました。そこから急回復という展開からスタート。まずは、日経225からご覧ください。
目次
日経225の見通し予想
動画でも解説していますが、記事でより詳しく解説していきたいと思います。まずは、日経225の月足のチャートからです。
動画の中でも解説していますが、月足のポイントはトレンドラインを月末に割るかどうかというところです。ここを割ってくるようなことがあると、今後大きな下げがやってくることが予想されます。
よく、PBR1倍割れだからここが買い場という人が多いですがPBRは、下がらない理由にはなりますが買う理由にはならないのであまり意識しなくてよいと思います。
それよりも、月末にトレンドラインを割ってくるのかどうか。ここが重要になってきます。月足は、ヘッドアンドショルダーの形を形成してきそうな形なので2、3年後の15000円でも全然おかしくない。
消費税増税、東京オリンピック終了、安倍晋三総理が自民党総裁を退任したら株価は下落方向に進んでいくことが予測できますね。まだ少し先の話ではありますが・・・そのようなことも頭には入れておきましょう。次に、日足のチャートを見ていきます。
日足のチャートも動画で解説したとおり、ブルーの上下のラインで保ち合っていますね。ここをどちらに抜けていくのかというのが注目ポイントです。
ブルーのラインを上、下どちらかに抜けていくとかなりトレンドが続く可能性があるのでここは要チェックです。私は、保ち合いをつづけながら下にブレイクするのでないかなと大局目線ではみています。
日足もヘッドアンドショルダーの形を形成してきているので、ここから上に上がるのはちょっと考えにくいかなと思っています。もちろん、外れるかもしれませんが大事なことはブルーのラインをどっちに抜けるかです。それについていくことが重要です。
予想よりも、実際にどっちに動くかで判断していくようにしましょう。相場観よりも、そっちの方が勝つためには重要です。そして、1時間足です。
週末のニュースで一旦大きく下げましたが、月曜日に急回復してきています。ただ、すごく強いって相場でないことに注意してください。
紺色の保ち合いのところは、上抜けする可能性もありますが(NYダウが上に抜けそうな保ち合いなので)ただ、長く続くような上昇ではない気がします。
逆ヘッドアンドショルダーになるためには、急落前水準まで上がらないと上昇が長く続かないというのがチャートのセオリーです。なので、上昇は長く続かないと思います。
そのため、私なら紺色のラインを割ってきたら売りでエントリーしていきます。もしくは、一旦上がったあとで売りエントリーをしていきます。20000円前後までの下落をとりに行きます。
ドル円の見通し予想
動画でもお伝えしているとおり、月足は三角保ち合いを形成しています。月曜日に一旦した抜けしたのですが、すぐにひげで戻してきました。
月足のチャートのポイントとしては、月末にトレンドラインを下回っているかどうかというところです。ここが超重要になってきます。
日経の時も話ましたが、月足のトレンドラインを月末に割っているようなら下目線が確定的です。2年、3年かけて79円の方向に向かっていくことになるでしょう。次に週足のチャートです。
ドル円の週足は、年初のフラッシュクラッシュや2018年3月の安値を完全に抜けてくるかどうかが今週のポイントになります。月曜日一時的に104.47円まで下げているのでそこを下抜けるかがポイントです。
紺色ラインを抜けたら、ドル円はちょっとどこまで下がるかわからないところまで止まるポイントがないというのが現実です。なので、年末に100円いっていても全然おかしくないです。とにかく紺色ラインに注目。
次に、1時間チャートを見ていきましょう。短期トレードする人は、1時間で流れを見ていますのでチェックしておきましょう。
ドル円の1時間足は、絶好の売り場ですね。動画では、途中で切れていますがドル円の売買をしているなら今すぐ売りだと話していました。
戻り売りのポイントですね。これがどこまで伸びていくのか。ここによっては、日経も大きな影響を受けますので止まるタイミングに注目です。
売りの戦略としては、紺色のラインで利確になります。一応、跳ね返ったところを見てから利確です。下に突き抜けるようなことがあれば、利益を伸ばしていく方向です。
NYダウの見通し予想
ニューヨークダウの月足です。2009年からずっと上昇をしており、現在はアセンディングトライアングルを形成している状態です。なので、年内にどちらかに抜けることが予想されます。
月足の注目点は、月末の終値が移動平均線を割っているのか。トレンドラインを下抜けしているのかという2点になります。その2点だけを確認しておけばよいと思います。次に日足のチャートです。
NYダウの日足は、動画でもお伝えした通りボラティリティが上がってきています。これまでよりも、上下に大きく動くような日々が続いています。
動画では、話すことはなかったのですがブルーのラインで保ち合いを行っています。日経と同じように、どっちに抜けるのかで大局が決まってきます。
ただ、気になるのは動画でも話したヘッドアンドショルダーの形を形成してきていることです。もう一度、山を描いたあとに落ちるというシナリオも持っておく必要があるでしょう。次に1時間足を見ていきます。
チャートの形は、アセンディングトライアングルです。上に抜ける確率が高いので、短期で取引するのであれば、ロスカットをトレンドラインの下に置いて買いエントリーでよいと思います。
利確は、上のブルーのラインのところまで行けばいいかなというところです。保ち合いを下にブレイクする可能性もありますので必ず、トレンドラインのところにロスカットは置きましょう。
今週のトレード戦略
今週は、米中貿易戦争が再燃してきてボラティリティが上がってきているので長く保有する売買はやめたほうがよいと思います。デイトレレベルの短期投資をするしかないと思います。
私は、デイトレはやらないので225オプションだけでしか売買しません。こういった、一喜一憂する相場の時はオプションがおススメですね。基本売りが勝ちやすい商品ですのでこんな相場でもゆったり売買できます。
ドル円が下落しているのにたして、ダウが目先上昇しそうな感じです。日経はどちらに連動するのかというのを気にしておく必要があります。
8月26日の空売り比率が49.2%もあったにもかかわらず、日本株が上昇しているのがちょっと不思議な感じがしています。もしかしたら、日銀が大量に買っているのでは?
そんなことを月曜日に感じました。消費税増税をどうしてもしたいので、日経225は下げられないのかもしれません。いずれにしても、オプション以外は短期の勝負になると思います。
①日経は紺色ラインを下に抜けたら売り
②ドル円は、短期で売り
③ダウは、1時間足で買い。ロスカットはトレンドライン