日経225・ドル円・NYダウ・BTCの見通し予想(2019/10/28~)

今週も日経225、ドル円、NYダウ、ビットコインの相場見通しをお伝えしていきます。今週は、10月31日にFOMC、日銀の金融会合、雇用統計とイベントが目白押しです。

そのため、テクニカルが利かない可能性もあります。イベントはテクニカルをぶっ壊すことがありますので、ご注意ください。ただし、チャートを見てたらそれなりに変化が出てくることも多いです。

そのことを前提に、相場見通しをしていきます。私が相場分析に利用するのは、チャート分析もそうですが需給(海外投資家の動向)にも目を向けています。

特に日本の相場は、外部環境と需給で動いていることが多いのでそれらを総合的に考慮して見通しを見ていきたいと思います。

日経225の見通し予想

まずは、日経225の日足のチャートになります。ザラ場がどのように動いているのか確認していきます。

日経平均のザラ場は、日足でキレイな上昇相場を描いています。ただ、上値を追っていますが出来高が減少しています。これは、典型的な下落のサインです。

この上値追いの展開は、相場初心者がどんどん乗っていって、最後にズドンと落ちるというのが多いです。ただ、すべてがそうなるわけではないので、他の要素も見ておく必要があります。

 

次に、金曜日の夜も動いている先物のチャートを確認しておきましょう。そのあたりから上値目途の確認をしていきます。

日経225先物の週足チャートになります。22,822円を終値でつけていますが、そろそろ上限をつけてきていますね。上昇トレンドは強いとはいえ、過去に何度も何度も頭抑えつけられている価格帯です。

ここを一気に抜けれるかというと、おそらくそれは難しい。23,000円ぐらいまでのところで、保ち合いになるか一度下げるのではないかというのが基本目線です。

ちょうど、トレンドラインのところぐらいまで保ち合いになる可能性があります。そこからどちらに抜けるかは週足だけみてもちょっとわからないですね。なので、日足も見ていきます。

日経225先物の日足のチャートです。チャートは、上昇ウェッジになっています。RSIも高値で推移しています。週足のところで、節目にきている。騰落レシオも高値で止まっています。

しかも、今回は掲載していませんが日経のチャートと手口がそっくりのクレディスイスが金曜日のナイトから売り越しに転じています。なので、そろそろ下落であることが推測できます。

日経下落要因
①出来高の減少
②上昇ウェッジ
③RSI&騰落レシオ
④節目の価格帯
⑤海外手口の状況

これらの5つの観点から、もうすぐ下落がくると判断しています。なので、あとはタイミングを計って空売りを入れるだけという相場に突入しています。今週は、売るタイミングを見極めです。

可能性として高いのは、FOMCと日銀金融政策決定会合がある10月31日、翌日にある雇用統計。この辺りが大きなポイントになりそうです。チャート見て全力で売っていきます。

ドル円の見通し予想

ドル円の月足のチャートになります。保ち合いの状況が続いています。いったん上げてくる可能性が高くなっていますが、三角保ち合いは角度が下落に傾いています。なので、大局目線では下落目線です。

今週は、今回のFOMCで利下げがあるかどうかというのがポイントになると思います。そこで方向性が決まると思います。FOMC次第なので、今週は様子見というのが戦略になります。

いったん上げてくる可能性が高いのですが、そこで手をださずに今週は様子見というのが一番手堅いと思います。待つのも相場。これができないと、相場で生き残れないんです。

NYダウの見通し予想

NYダウの週足のチャートです。見ていただくとわかると思いますが、三角保ち合いを上にブレイクしています。そのため、もう少し上昇が見込めます。

しかし、すぐ上には史上最高値の節目が待っています。なので、買うのであれば今がチャンスかなと思います。史上最高値を更新する可能性もかなりありますので、チャート的には買いです。

 

ただ、31日に行われるFOMCで利下げがない場合は下落もあるのかなと思っています。もし、利下げや金融緩和をしても材料出尽くしで売りが入る可能性はあると思います。

ここ最近、ボーイングの問題でNYダウは比較的下落の状況でした。そのため、月曜から木曜日の間は主要会社の決算次第で大きく上げる可能性があると思います。

 

買うのであれば、月曜日の早い段階で買うというのがよいと思います。ただし、史上最高値付近で暴落があることを頭に入れて利確をしっかりするようにしてください。

ビットコインの見通し予想

ビットコインの月足チャートです。現在は、平行チャネルの下落トレンドです。ただし、このパターンの保ち合いは、上に抜けることが多いのがチャートのセオリーです。

なので、平行チャネルを上にブレイクしたら買いという戦略を組むのが良いと思います。次にビットコインの日足のチャートをみていきます。

下は紺色の価格帯で効いているラインで反発しています。平行チャネルを上抜けしても、大きな上髭で反落してきた1,120,000円を抜けてきてから買いで入ってもよいと思います。

上昇は、かなり勢いがついてきているので買い目線で間違いないです。ただし、平行チャネルを抜けるのを確認してから入る。上髭を抜けるのを確認してから入るという根拠を持ったトレードをしましょう。

今週の投資戦略まとめ

ここまで、日経225、ドル円、NYダウ、ビットコインのチャートを確認しました。個人的には、日経とビットコインがチャンスかなと思います。

今週のトレード戦略
①日経225 売り(移動平均線割れで売り)
②ドル円  待つ相場
③NYダウ   買い(月曜の寄りで買い)
④BTC   買い(平行チャネル抜けで買い) 

 

今週は、イベントがたくさんあるのでそれまでは大きく動かない可能性があります。ただ、FOMC後では大きく動くことが予想されますので短期でトレードする人は特に注意しておきましょう。

個人的には、日経225先物の売りを狙っています。あとはタイミングを計るだけです。タイミングを計るのが難しいようならプットオプションを買っておこうかなと思っています。

 

ただ、気になる点としてはNYダウがもう少し上げそうなチャートをしていることです。史上最高値付近で、失速するのかどうかにも気をつけておきましょう。

また、日経225先物は最近、需給で動いています。海外投資家の動向(クレディスイスとゴールドマンサックス)は毎日必ず手口を見るようにしておきましょう。